ひとつの問題をクリアしますと次の問題点が出てきますものね・・・。
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「お太鼓柄がきれいに出ない」お悩みで私のブログに訪れてくださった方が問題解決されていることを願いつつ、自装の場合と他装の場合に分けて書かせて頂きますね。
自装の場合の「お太鼓柄がきれいに出ない」お悩み
自装で「お太鼓柄がきれいに出ない」お悩みの場合はお着付けのお稽古を始めたばかりの方に多いと思います。まずはお太鼓結びをマスターすることが大事ですから、お太鼓柄を美しく出すことは考えず、お太鼓の流れと作りを徹底して学びますものね。
結び目(今は結ばない流れの方が一般的だと思いますが)からお太鼓枕を当てるところまでの間隔がたっぷりある場合、お太鼓の形も美しく決めやすいですが、この間隔があまりない場合はお太鼓枕を背につけにくくなるため柄合わせどころではない!ですよね。
1.手先の長さを確認
手先の長さに無駄がないかの確認が大事ですね。
お太鼓柄の場合は手先の長さは関係ありませんので、前の柄を少したれ側の方に(関東巻きの方は左側へ、関西巻きの方は右側へ)ずらすことで結び目からお太鼓枕までの間隔を多く取ることが出来ます。
こうしてお太鼓を作りやすくしておくことでお太鼓が美しく整えられるようになりましたら次のステップ!お太鼓柄を合わせることを練習することになります。
2.平置きでお太鼓の美しい柄合わせを知る
帯を体に巻き、お太鼓の柄を合わせる作業はとても難しいコトです。着物初心者さんには理解できないことばかりとなりますので、結びながらで行うのではなく、まずは帯の柄がどのような流れになってどう繋がるのかを理解する必要があります。
帯を衣裳敷きの上に置き、お太鼓の形を作ってみましょう!
平置きの状態ですと帯の柄がどのように流れていて、どのくらいの間隔でこの柄が繰り返されているのかを理解できます。
この流れを知ることはとても大事なことなのです。流れを理解したところで、どうすればたれ先に柄が繋がるかを考えることが出来ます。
ここまで理解できればあとは楽です。お太鼓全体の大きさを考え一番美しいお太鼓になりましたら、その帯ではどこに帯枕を当てれば良いのかも解りますね。
実際に形作ったお太鼓に帯枕を当ててみましょう!
そして、立って少し離れて見てみましょう。
少し大きすぎた場合、小さすぎた場合は調整してみてください。
ご自分で「これで完璧!」と思えたら次のステップへ進みます。
3.お太鼓枕を当てるところに印づけ
平置きの状態で綺麗なお太鼓が出来ています。
帯枕の裏側(背につくところ)に糸で印をつけておきます。
帯枕の中央でも良いですし、上の方、下の方など、ご自分が良いと思うところにひと針だけで充分ですので糸印を付けておきます。
- 糸は二本取りにしますと解り易いです※しつけ糸で充分です
- 帯地の表から針を通し、裏を通り、表に戻します
- しっかり結び、糸を1cm位の長さを残してカットします
4.実際に結んでみましょう!
帯枕の中央になるところに糸印を付けたとします。
実際に帯結びに入りましたら、お太鼓枕を当てる際にまずは糸印を探しましょう。その糸印がお太鼓枕の中心になるように当てて帯結びを進めますと、自然とお太鼓柄がピッタリ合った仕上がりになります。な~んにも苦労することなく!です♪
袋帯も名古屋帯も同じです。
これでお太鼓の柄が綺麗に出せない場合は、平置きで決めたお太鼓の多きさではなくずれてしまった仕上がりになっているということになります。
もう一度確認してみましょう。
普段使用しない帯にもお勧めの方法です
普段着物をお召しの方は、名古屋帯や洒落袋など慣れている帯ではしるし付けの必要ないと思いますが、よそ行きなどあまり締めることがない帯の場合は、この方法で印をつけておきますとお出掛け当日に慌てることがなくお勧めです。
お出掛けの前日に準備しておくのも良いですね。
次回に他装の場合をお伝えしますね♥
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