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3月は今日でおしまい。
良いお天気で、近所の公園の桜も綺麗に咲いています。
春ですね~♪
今日は、お太鼓に折り線が入らない様にたたむ簡単な方法をご紹介したいと思います。前にも書いておりますが・・・(;^ω^)
今日も検索でお越しくださった方向けとなります。
帯のたたみ方
帯のたたみ方は袋帯や名古屋帯、小袋帯やひとえ帯によって変えますが、その方法は人によって、こだわり部分によっても考えた方が変わってきます。
このブログでご紹介する方法は私のこだわりとなりますので、私と同じこだわりを持たれる方にはぜひ行ってみて頂きたいと思います。
袋帯のたたみ方
袋帯の一般的なたたみ方は、半分に折って、更に半分に折って、もう一回半分に折れば完成ですね。
この時、お太鼓柄を外側にするのか内側にするのかが人によって違ってくるかもしれませんね。
私の袋帯もほとんどはこの方法で畳んでいます。
前とお太鼓には折り線をつけたくないこだわり
先程の一般的なたたみ方ですと、時々ですが前柄部分やお太鼓柄部分に折り線が入ってしまうことがあります。前の折り線は、内側の面がつくよう(外表)に折られていれば、折りジワはそれほど気にならないのですが、シワになりやすい帯地の場合少しの折り線も気になることもありますので、やはり前にも折り線は入れてくないわ・・・と思っています。
少し前に書きましたが、帯締めをしたときに帯にシワが寄るのは胴に巻く時の巻き方が緩い為。そうならない様にしっかりと帯を巻き締めれば折り線もピーンと張りますので気にならない場合もあるのですが、緩みやすい帯などの場合もありますしね、やはり折り線がついていない方が前姿が美しくなりますので折り線をつけない様にしてたたみたいと思います。
後ろのお太鼓にはぜ~~~ったいに折り線は入れたくないですね。
お客様の帯の状態によっては、お太鼓に折り線が入ってしまっていることも時々あります。
私としてはお太鼓の柄をたれとしっかりと合わせて仕上げたいのですが、そうすることでお太鼓に折り線が出てしまい美しく見えない時もありますので、そのような時は確認をしながら、折り線の入っていない部分をお太鼓にすることもあります。柄が合わなくてもさほど気にならないこともありますので、お客様に決めて頂き仕上げます。
その後にはキチンと次回のためにたたみ方をお伝えしています。
折り線が入っている場合、通常のたたみ方をされている場合と、ちょっと特殊なたたみ方をされている場合があります。こだわりを持ってたたまれたのかもしれないのですが、それがかえって裏目に出てしまうこともあります。これは残念な結果です。
袋帯のお太鼓に折り線をつけないたたみ方
袋帯の柄付けによっても方法が変わってきますが、お太鼓柄の場合は帯を目の前にしてシワをつけたくない部分が分かりますから簡単に進められます。
全通柄とと六通柄はまずは袋帯を結んだ時に前に来る柄とお太鼓になる柄を把握する為に結んでみるのが一番です。または次回お使いになった時、解く時点でこの作業をされるのが良いですね。この方が負担が少ないかもです。
- 前にちょうど良い柄の右脇と左脇にクリップをつける
- お太鼓の下線にクリップをつける
- どなたかにお手伝い頂ける場合、お太鼓の上線にもクリップをつける
- 帯を解き、通常通りにたたむ
- 前後それぞれのクリップの間が折られていないかを確認する
いかがでしょうか?前の柄と後ろの柄、折り線が入ってしまう状態になっていますでしょうか?セーフですか?
ほとんどの場合、大丈夫なはずなのですが、その帯のデザインやご自分の体型によっても少しだけ折り線が入ってしまう・・・ということがありますね。
前に関しては、例えばクリップから5センチくらいのところでしたら、ほぼ脇ですので気にすることはないわ~と判断できれば通常通りでOKに出来ますね。
お太鼓の方はたとえ5センチでも妥協できません(笑)
折り線が一切出ないようにしたい!と思いますね。
このクリップの間のみ折られない様にすればいいのですから、ココを大事にしながらたたみを少しずらしていきます。手先側にずらしてもたれ先側にずらしてもOKです。
クリップで止めた約30センチ部分のみ表に出るところで、それ以外のところはほとんど見えないところになる帯地ですので気にしなくても大丈夫なのです。
ずらし方によっては、帯のたとう紙に入りにくくなる場合もありますよね。仕舞う時のことを考えてずらします。
タンスによっては、袋帯も着物と同じたとう紙に仕舞うようにすると引き出しの中はスッキリしますし、折り線も少なくて済みます。
着物が増えてくるとしまう場所の確保も大変になりますので、着物と一緒になんて仕舞えないとなる場合もありますし、それぞれの環境に合わせてたたみ方、仕舞い方を考えてみてくださいね。
名古屋帯のお太鼓に折り線をつけないたたみ方
袋帯と同じようにクリップ留めをします。
名古屋帯は特殊なお仕立てをしていない限り、袋帯のように半分にしながらのたたみ方は出来ませんので、通常通りのたたみ方をしますが、やはり折り線がついてしまう場合には、名古屋帯の帯から出てしまってもOK!という流れでたたみますと大切な柄の位置をずらすことが出来ます。(ちょっと分かりにくいかも・・・。動画で解説!の候補に致します)
また、着物と同じ大きさのたとう紙に仕舞うようにしますと、折り線の確認もしやすくなります。
着付けの教科書に載っていた手先を屏風たたみにし、その周りに30センチ幅になっているお太鼓部分をクルクル~と巻く方法、これだけは私はどうしてもできません。
コンパクトになりますのでお好きな方は多いのかもしれませんが、折り線が気になって気になって・・・。この方法で畳まれる場合には、上にはあまり他のものを乗せない様にすると幾分折り線がつきにくくなるかもしれませんね。
京袋帯のお太鼓に折り線をつけないたたみ方
京袋は長さは違いますが袋帯と同じ形状ですので、方法は袋帯と同じです。
やはり着物用の長いたとう紙に・・・もお勧めですが、京袋帯の場合たとう紙に入れる方は少ないかもしれませんね。頻繁に使用する方が多いでしょうから。
半巾帯に折り線をつけないたたみ方
ひとえ帯の場合には、手先からクルクル~と巻いていくのが一番ですね。
浴衣の帯結びでは、アレンジすることが多いですよね。ココに何故折り線が?と残念に思うことって多くないですか?
小袋帯の場合は、表生地と裏生地の兼ね合いでクルクル巻きにするとヨレが生じてしまうためできませんが、ひとえ帯なら気にすることなくクルクルと巻くことが出来ます。
手先から巻くのがポイントです。
万が一、クルクル巻き状態の帯がつぶれてしまった場合、内側の方が沢山の折り線がついてしまいます。それでも手先の方がたれ先よりも半巾に折ったり、することが多いと思いますので、つぶれて折り線が出来たとしてもダメージは少ないです。たれ先から巻いた場合につぶれてしまったらたれ先に折り線がいっぱい!素敵な帯結びをしても映えなくなります。
小袋帯の場合は、深さのあるタンスの引き出しの隙間部分にあまり折らずに立てて並べても良いですね。袋帯や名古屋帯と違って帯結びのアレンジを楽しめる帯ですので、折り線がないこと範囲が広い方が良いのですから、出来るだけたたまないこと。
細くなが~いスペースがあったらスッと入るか試してみてくださいませ。
意外とタンスの隙間ってありますから、半巾帯の良い収納スペースとなるかもしれません。
兵児帯に折り線をつけないたたみ方
兵児帯もアレンジを楽しめる帯ですので、出来るだけ折り線をつけたくないですよね。
厚紙などラップやホイルなどの芯のようにしてクルクル巻きにすると折り線がつかずアレンジも楽しめます。
ラップやアルミホイルなどの芯を捨てずに取っておくとお役立ちグッズになります。
これらでは幅が足りない場合にはセロテープなどを使わず2本並べてそのまままくか、ラップでくっつけると良いですね。ピッタリはくっつきませんが、兵児帯の巻き始めだけ状態を保てれば良いわけですから(^_-)-☆
気温が上がってくるとお太鼓にするよりも半巾で~と思ったりもしますね。
折り線のことが今まで気になっていた方は、今のうちに帯についているシワを確認し、たたみ方を変えてみてくださいませ。
アイロンをかけて伸ばす時は、素材、使用されている特別なものに熱を加えて大丈夫なのかも確認する必要があります。
金糸や銀糸、フロッキーやラメ、スワロなど気を付けたいですね。
さて、今日もまたYouTubeスペース東京へお勉強会に行って参ります。
詰め込み過ぎでアップアップ状態ですが、学ぶことは大事ですものね♪
気合いを入れて(緊張しますが)行って参ります♪
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