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昨日お知らせいたしました「帯締めの房」についての動画をご紹介いたします。
帯締めの房を綺麗に仕舞う方法として一般的に知られているのが「房カバー」ですね。
この房カバーはとても便利なグッズですので、使い始めるとすべての帯締め分を購入したくなる方が多いと思います。
お着物好きの方や、着物デビューされた方へのちょっとしたプレゼントとしても喜ばれますね。
房カバーを購入するまでもないけれど、管理はしっかりとしておきたい方向けの動画を作りました。紙と糸があればすぐに良い状態の管理ができますので、美しい房の状態を保ちたい方はぜひご覧になってくださいませ。
房を包むのに使ってはいけない(お勧めできない)もの
身近にあるもので帯締めの房を綺麗に保管するには、紙を巻いてセロテープで止めたり輪ゴムを使ったりの方法ではないでしょうか?私も昔行っておりました。
でもこの2つはお勧めいたしません。
帯締めの房を包むのにセロテープを使わない理由
セロテープは高温でベタベタになるということをご存じの方は多いと思います。
包んでいる房は、紙を何十に巻くかで中の房は保護されますので安心ですが、セロテープの溶けてしまった粘着部分は周囲にあるものについてしまいます。
帯締めを折りたたんでしまっている場合、房は問題なくてもその帯締め本体がベタベタしてしまうかもしれません。気温が上がる夏や、しばらくタンスを開かないところに仕舞っている場合は要注意です。
マスキングテープなら大丈夫かも?と思いますが、私はマスキングテープで留めて仕舞った経験はなく、実験を行う予定もありませんので、マスキングテープの方が簡単で良いかも?と思われた方は実験してみてくださいね。
房そのものよりも周囲のものへの付着にお気を付けくださいませ。
帯締めの房を包むのに輪ゴムを使わない理由
輪ゴムも同じですね。
輪ゴムが溶けることをご存じの方は少ないかもしれませんが、輪ゴムが劣化することはご存じかと思います。
輪ゴムに包んで押さえていたものの、輪ゴムが切れて押さえられていない状態にあることを発見した経験ってありますよね。今の輪ゴムはもうそのようなことはないかもしれませんが、出来れば避けておいた方が無難かと思います。
いつの間にか輪ゴムが切れてしまっていたら、房を綺麗な状態には保てませんしね。
また、輪ゴムを使用される場合には、留める際の輪ゴムのかけ方にも注意が必要です。
緩くては房をしっかりとカバーできませんし、きつくかけると房に輪ゴムで絞められた跡がついてしまいます。せっかく房を綺麗に管理したかったのに、使用する際取り出してみたら房の真ん中に輪ゴムで締めつけられた跡がついていたら真っ直ぐな綺麗な房ではなくなります。ガッカリですね。
それでもセロテープや輪ゴムの方が好き!という方にオススメな方法
帯締めの房に紙を巻いてすぐに留められるセロテープや輪ゴムはやっぱり有難いですよね。だからこれらの方が私は好きなの!という方は保管の方法を変えることで、万が一セロテープや輪ゴムが溶け出てもまわりのものを守ることが可能です。
- 房部分を全て揃えて置く
- 房部分の下には、厚紙などを置いておく
- 高温にならない場所に仕舞う
- こまめに空気を入れてあげる(引き出しを開ける)
- 包んでいる紙を定期的に取り替える
などをすることで、房も周囲のものも綺麗な状態に保つことが出来ます。
タンスの引き出しに仕舞う場合には、引き出しを汚さないために厚紙などを敷いておくと、万が一ベタベタしたとしてもその厚紙を取り替えるだけで済みますものね。タンスの引き出しは綺麗なままです♪これも定期的に確認するようにしたいですね。
紙と糸で帯締めの房を綺麗に保管する方法
今回ご紹介する方法は、紙と糸を使って帯締めの房を包み保管します。
ちょっとコツは要るかもしれませんが、巻きつけるだけですので簡単です♪
動画ではA4のコピー用紙としつけ糸(しろも)を使っています。
帯締めを包む用紙について
動画では一般的なコピー用紙のA4サイズを使っています。大きさが分かりやすいと思ってこのサイズに決めました。但し漂白用紙ですよね。
帯締めの房を包むために使用する用紙は、出来れば無漂白がお勧めです。
頻繁に使用している方の場合、房を包んでいる期間は短いと思います。あまりご使用にならない方の場合は長期間包んだ状態となりますね。
漂白用紙の場合には、色が抜けることが考えられます。
長期間仕舞っておいた着物がたとう紙に触れている面のみ色が薄くなってしまっているということもあります。数日前のお教室でもそのお話をしました。一度も着ていないお着物ですのに、たとう紙に触れていたと思われる面のみ色が薄くなっておりました。
無漂白の用紙よりもキッチンペーパーなどの方が身近かと思いますので、A4用紙にこだわらずに、手に入りやすいものをお使いくださいませね。
またはA4用紙の房に触れる面にラップを敷いて包むと安心かと思います。ラップは熱に強いですしね。ただ通気はよろしくないので保管する引き出し等仕舞ってあるところに風を送ってあげたり、乾燥しているところに保管するなどされると安心ですね。
帯締めの房の保管方法【房カバー】の動画
それでは紙と糸を使った帯締めの房を包む方法をご紹介します。
房を片方ずつ包むのではなく、まとめて包む流れになっています。一緒に包むことで折って仕舞う場合にも管理しやすくなります。帯締めを折った状態で固定してしまう方法もご紹介しています。
環境に合わせて包み方や折り方など、方法をお役立て頂けましたら嬉しいです♪
(1)準備
https://youtu.be/r-FTH-fK39s
(2)巻き方:丸
https://youtu.be/qmXRnqW25OM
(3)巻き方:平
https://youtu.be/zHmchIBxATw
(4)外し方:小
https://youtu.be/uXdTBIPJ6bk
(5)外し方:大
https://youtu.be/DuGAc10n69c
(6)完成品とポイントまとめ
https://youtu.be/Ph3dGtHHDsg
(1)~(6)まで連続再生はこちら
(1)~(6)まで連続再生をYouTubeでご覧になる方はこちら
帯締めの房の保管方法【房カバー】再生リスト- YouTube
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