「下前の入れ込みや整え方による上前への影響」についての写真が欲しかったのです♪
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講座前のちょっとした時間にパチリ!
この日は附下小紋で参りました。
20代に作ったものとは思えないほどの地味さ・・・。
今、この年齢でこの附下小紋をみますと、ホント20代ならもっと可愛らしいお色を選んでいればよかったのに・・・とその当時周りの方にかけて頂いた言葉がよ~く理解できます。
好きなお色ですから、これはこれで良いのですけれどね(^_-)-☆
この年齢になっても着られるのですから~♪
ウフフ♪
着物の下前の整え方による上前への影響について
前にも確か書いたと思うのですが、写真ではご紹介していなかったですよね。
今回は自撮りですので、前に書いたときの内容の写真ではなく、こういったことも影響してしまうのですね~という内容です。
細かいシワによる影響については着付けボディちゃんで撮るしかないですね。
自分で着ている時にその細かいシワがある状態ではお出かけしたくはありませんので・・・。
下前を入れ込むとき、目安となるところで折り返しをしますね。
深く入れ込みますと歩きにくくなりますし、浅いと裾が乱れやすくなりますね。
下前が上がっていませんと後姿では裾つぼまりにはなりませんので美しさにかけてしまいますしね。意外と裾線を決めるのは難しいんですよね。
単純な流れの中に、裾線以外にも気をつけなければならない所がいくつもあり、全て納得いく裾合わせになった時、初めて「決まった~!」と心でガッツポーズとなるわけですが、腰紐をかけると「あらら・・・」と気持ちがシュンとしてしまうことも。
腰紐をかけるまでは気を緩めることが出来ません。
美にこだわりますと本当に難しいですね。
立ち姿では気にはならないのですが、動きによって「あれっ?」と気になってしまうこともあります。その写真がこちらです。
下前の折り返しが浅い場合の立ち姿写真

下前の折り返しが浅い場合の下前の写真

下前の折り返しが浅い場合の動きのある写真

分かりますでしょうか?
鏡に映った写真ですが、ちゃんと反転させておりますので着物姿を普通にご覧頂く場合と一緒の状態です。
3枚目の写真に注目なのですが、私の左太ももあたり、縦にラインが出ていますでしょう?
これは、この写真ですと気になりますが、実際には動きがある状態では気にはならないと思うのですね。1枚目の写真では全然わからないですしね。
でも、椅子に座った状態の撮影では、このラインはきっと見えると思います。
お着付けの時、立ち姿ではOKでも動きによってはこうして目立ってしまうこともありますので、もう少しだけ入れ込むと良いのでしょうね。
私は入れ込み過ぎて歩きにくくなるのはあまり好きではありませんので、普段着物はこのくらいが好みですけれどね(*^^*)
礼装ではもう少し入れ込みます。
普段からお着物をお召しになる方は、どのくらいの入れ込みがちょうど良いのかをお召しの度に変えてみるなどするとちょっとした研究になるかもしれません。
生地質によってももちろん変わってきますしね。
縮緬の時はこのくらい、綸子の時はこのくらい・・・という感じで体感してみるのも面白いですわ♪
歩く時の裾の動き方が正絹と化繊で違いがあるように、気付くことでお客様との会話に役立つと思いますので良かったらお試しになってみてくださいね。
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