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衣紋を抜き過ぎることにより他に影響が出ることもありますので、理解した上でお着付けをするとその影響は不都合とならない着上がりになります。
今日は衣紋を抜き過ぎることにより、おはしょりに影響が出ることもありますという内容です(^_-)-☆
おはしょり:お仕立て寸法がお客様に合っていない場合は注意が必要
貸衣装で丈がたっぷりある振袖をおはしょりで調整する場合は、衣紋を多く抜いてもおはしょりへの影響はありませんが、お母様のお振袖をお嬢様がお召しになる場合、丈をお嬢様に合わせてお仕立てし直された場合を除き、多くはお嬢様の方が身長がおありですからおはしょりの長さが短めになりやすいです。
おはしょりの長さをお客様にピッタリの長さに整えることは、着付け技術でいかようにも調整可能ですので、出せない方は出す方法を習得されることがまず先です。
何度か書いていますが、身長差10センチあってもおはしょりは出せます。私よりも10センチ高い方にお着物をお貸ししましたが、おはしょりは出しております。
数センチ短いくらいでしたら確実に出すことが出来ますので、おはしょりが短いということははしょりの整えをしていないことに等しいと思います。
ただし、もともと短めのお着物ですのに衣紋を抜き過ぎる場合、前身頃が後ろへ移動してしまいますからよりおはしょりが出しにくくなります。
そして後ろのおはしょりは歪みが生じながら長くなりますが、これをおはしょりの歪み分からないように整えるには着付師の技術が求められる訳ですね。
脇から前は短く、脇から後ろは長くなるおはしょり。
境目の脇はヨレが生じやすく整え方も慣れないと大変だと思います。
お仕立ての寸法と合わないお着付けになりますと無理が生じるのは当然です。
お母様のお振袖をお嬢様がお召しになると分かった時点で、お母様とお嬢様の身長差を会話の中から知ることで、肌着や長襦袢の衣紋を決める際の目安にすることができます。
お客様との会話は、着付けに直接つながる内容を考えて進めることも大事ですね。
場の雰囲気をよくするだけの会話も大事ですが、情報をお話しいただくことが最も重要です。
ダイレクトに聞くのは失礼ですから、自然な流れの会話からですね(^_-)-☆
歪みが生じてしまう後ろが気になるところですね。
上手に整えられなかったらどうしましょう?と不安になってしまうのであれば、衣紋を抜き過ぎなければいいことですね。お客様がどうしても衣紋を多めに抜いてほしい・・・と希望されていないのであれば、身丈の短めのお振袖では無理をしないことが一番ですね。
私の着付けは抜き過ぎが良いの!と決めている着付師さんは、短めのお振袖でも歪みの無いおはしょりに整えられるよう練習あるのみですね(^_-)-☆
おはしょり:後ろがたっぷりになる分補整の加減も大事
お着物地にもよりますが、おはしょりの余り分が補整に充てられますね。
タオルや綿花での補整を完璧にしてしまいますと、ちょっと不安になりますね。
おはしょりの余り分が補整の追加となり胴回りが太くなってしまうことは、衣紋の抜き加減に関係なく足し算と引き算の計算をしないといけませんが、衣紋を抜き過ぎることで更に後ろのおはしょりの厚みが増し、場合によっては膨らみますので、生地厚のお振袖は整え方も研究すると良いですね。
普段から厚みの出ないようにおはしょりを整えられる方は不安はないと思います。
見えないところの整え方はとても大事で、その整え方が表に影響してしまいますので、普段から丁寧な流れのお着付けがやはり理想ですね。
着付師さんにお勧めのテキスト【PR】
丸みがありピーンと張ったおはしょりに
おはしょりはフカフカしているとだらしなく見えてしまいますね。
かと言って着物地に無理のかかっている感じ、窮屈そうなくらいにピーンと張りついていては見た目も苦しくなります。
おはしょりの下線ですが、直線に仕上げても良いのですが、少しだけ丸みがありますと優しさが出ます。微妙な加減なのですけれど、見た目が随分変わってきます。
また改めて書きたいと思いますが、直線の美しさと曲線の美しさのバランスが大事なのですね。
次回もまたこのシリーズです(笑)♪
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