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検索からすると、着付師さんではなくお嬢様がお着付けをして頂き、その後崩れてしまった状態を見て「何コレ?どうして?」といった感情を持たれたお母様のようです。
成人式当日や前撮りは節目の大切な日。
前撮りでもお着付けの場所からのご移動がありますし、成人式当日は長時間お召しの方が多くいらっしゃいますので、着付師としてもお客様の着崩れが気になりますね。
着付けでは様々な個所に「ココだけは!」という手を加えたい流れがあります。
他装のお稽古ではひと通りスムーズに流れることが出来れば「大丈夫!」と言って頂けますが、現場ではお稽古での練習通りにはいかないことがほとんどで、お客様を前にしては不安なことがあっても、確認したいことがあっても先輩着付師さんに聞くことはできません。
全て自分自身で経験してきた中からベストな方法を選択し着付けの流れに活かしていかなければなりません。
帯揚げがお出かけ先で崩れてしまう悲しいお姿は成人式会場では目に入ってきますね。
「素敵に仕上げて頂いたのに・・・(涙)」とお嬢様は悲しい想いをされ、「私が動きすぎたから?」とご自分を責めてしまう方もいらっしゃるかもしれません。
いえいえ、お嬢様が悪いのではないのです。着付けがいけないのです。
振袖をお召しになって、ロック歌手のような激しい動きをされたのでしたらこの限りではないですね。激しい動きをされても崩れないようにといっても限度はありますから、そのような時はさらに崩れない方法のお着付けになりますね。
帯揚げは、今はアレンジが盛んで、素敵なアレンジは多く目にしますので、見よう見真似で形作ることはそう難しくはないと思います。
問題は、その素敵な状態を普通に動いた時に崩れでしまわないか?ということです。
例えばバッグや腕が当たっただけでポロリと落ちてしまったり、お花が作ってあったのにお花の形ではなくなってしまったり。帯の中に入っていたのに出てきてしまったり。
どう見ても、誰が見ても「帯揚げが崩れているよね?」と思われる状態になっている場合、動いたお嬢様が悪いのではなく、少し当たったくらいで崩れさせてしまった着付け方法に問題ありだと多くの方は判断するはずです。
どうして崩れてしまうのでしょう?
基本の着付け方法に戻ってみると答えは出ますね。
着付けは基本が大切です。基本からアレンジの幅を広げていきますと失敗はまずありません。帯結びも同じですね。基本を学んだ方の創作帯結びと、アレンジから入った方では仕上がりは一般の方には同じに見えてもどこか危なっかしさが残ります。
着付けは見栄えはもちろん重要ですが、お召しのご本人様が楽にお過ごしになられ、崩れることの無い美しい着付け上がりになることです。
着付け上がりの状態を、振袖からお洋服にお召し替えになるときまで美しさを保てられる着付であることが私たち着付師に求められます。それが着付けのお仕事ですね。
帯揚げがお出かけ途中で崩れてしまわないために、帯揚げの整えを綺麗に出来る方で不安のある方は、見映えだけでなく整え方の流れの研究を重ねると安心ですね。
しぼりの帯揚げの整え方は特に崩れやすいのでご不安があると思います。絞りの扱いと綸子や縮緬の扱いとは違いますのでその辺を研究されると更にポイントが分かってくると思います。
無駄な作業はとことん省き、、無理しない自然な着付けの流れが着崩れを防止します(^_-)-☆
上手にお着付けをされている方は、この辺をしっかりと形にしていますので安定感のある美しい仕上がりとなっています。テクニックの前に着付け全体の流れを深く知ることが大事です。そしてご自身でお着物を楽しまれている方は、どのような時に「ココ」に気を付けた方が良いということを充分理解できていますから、そのあたりを着付けに活かすと安定感のある仕上がりになりますね。
テキストをお探しでしたら(笑)、小春もダウンロードテキストを作っておりますのでよろしかったらどうぞご覧になってみてくださいね。
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