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着物の裾線が下がってきてしまうことが多い方は、腰紐の締め加減が緩いことが考えられます。そんなこと分かっているわよ~という感じですね(^^;)
お腹がいっぱいの時(お食事後)にお着物をお召しになると、空腹時よりも幾分お腹まわりはふっくらとしていますでしょう?時間が経ってお腹が空いてくるとお腹まわりのふっくら感も落ち着いてきますから、腰紐が緩んだ感じになってきます。
腰紐と言いましても、今はウエストにかける方の方が多いと思いますので、満腹時と空腹時では違いが出やすいですね。今でも腰にお紐をかける方が気持ちが良いのよ、という方もいらっしゃいますので、腰にかける方はこの差はあまり感じられないかもしれません。
ウエストゴムベルトの場合は、どちらかというと空腹時のウエストに程よいフィット感に合わせてくと、お腹がいっぱいの時に着付けてもゴムが伸びるだけですので、空腹になっても緩みはなく裾線が下がる心配はありませんが、モスリン等の腰紐の場合は、伸縮しませんので少しばかり計算をしておくと空腹時に腰紐が緩くなって裾線が下がるということは無くなります。
お着物を普段着物として楽しむ方はお出かけの度に腰紐のかけ方を研究してみると裾線が下がってしまうという問題もなくなってきますが、初めは腰紐のかけ方の研究は難しいと思いますので、腰紐の締め方の強弱を体感してみてくださいね。
どのくらいまできつめにかけても心地よく感じるのか、どのくらいで限界なのかを。
腰紐を意識してかけているけれどやっぱり下前が下がってしまう方には、次のステップのポイントを(^_-)-☆
腰紐をかけたあと、下前の衿先を腰紐の上まで引き上げる
腰紐のかけ方は着付師さん向けに裾を踏んでしまっても裾線が下がらない方法をダウンロードテキストとしてを出しておりますが、普段着物を楽しまれる方はお出かけ先で何かあってもご自分で崩れを直し整えられますので着付師さんほどの技術は必要ないですね。
下前が下がることがないように着付けるには、下前を左腰骨まで合わせ褄先を上げる時、少し高い位置に決めておきます。
普段着物の場合はそれ程褄先は上げませんが、ここではちょっと意識しておきます。
腰紐をかけ、おはしょりをいったん下げますね。その時内側のおはしょり(下前)の衿先を確認します。
衿先が腰紐にかかっているようですと、腰紐のかけ方が甘いと下がりやすくなりますから、ここで衿先は腰紐よりも上になるように引き上げます。
衿先は腰紐で押さえられることはなく、腰紐よりも上に位置するようにしますと、この衿先がストッパーの役割をしてくれまして、下前の裾線が下がりにくくなります。
着物の寸法がご自分の寸法に合っていませんと、衿下寸法の関係で下前の裾線が上がりすぎてしまうことや、上げてもあまり変わりない場合もありますので、「ちょっと変かも!?」「」あまり変化がないかも!?」という裾線でしたらこの方法は向きませんので、腰紐のかけ方で下前が下がらないように頑張りましょう。
でも、ほとんどは衿先を腰紐より上になるように引き上げても問題はないと思います。
判断基準は、着物の着姿で上前(右の腰骨)のおはしょりの長さです。
右腰骨のところのおはしょりの長さと、上前の衿先が同じ長さになっていれば、下前の衿先を腰紐より上に引き上げてもちょうどよく美しい裾つぼまりになります。
上前の衿先が、おはしょりよりも下に位置していて、衿先が見えているようですと、下前の衿先を腰紐よりも上にしてしまうと裾が窄まりすぎてしまいますのでNGです。
また逆に、上前の衿先が腰紐にかかっていない場合(身丈が身長よりも大分長い場合)、この方法を意識しなくても下前の衿先は腰紐よりも上がる位置になっているはずですので、衿先がストッパー役にはなりません。
同じく腰紐を緩みなくしっかりと掛けることを頑張りましょう。
下前の衿先をストッパー役にしてしまうと、多少お腹が減ってお紐が緩く感じるようになっても、引っかかりがあるためそう簡単には下がってきません。
上前には腰紐が直接当たっていますので、モスリン等の滑らないお紐でしたら下がってきにくいのですが、下前は空腹になってきますと上前とお腹まわりとの間に隙間が出来、そこから下がりやすくなります。
隙間が出来ても、下前の衿先が引っかかりとなってくれていれば、下がってきませんね。
着物寸法によってということもありますが、着付師さんで下前の下がりが気になる方も、衿先を意識してみますとその問題を解決できるかもしれません。
衿先のストッパー、意外と頼りになります(笑)
文章だと伝わりにくいかしら。。。
伝わりますことを願って・・・(*^^*)
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