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呉服店の対応:長襦袢
振り袖と言えば定番のぼかしの長襦袢。
このような感じのですね。

振りのところのお色が濃くなるように染められていますので、とっても可愛らしいですね。
しかし、今は国産物はないようで海外製品になってしまうとのことです(その呉服店のお話し)。
一応、ボカシの長襦袢も用意してくださっていましたが、お勧めは出来ないとのこと。
生地を触らせて頂きビックリです!
東レシルックの方が良いと言えるほど!、比べ物にならないほどのゴワゴワの生地質。
とても正絹とは思えません。
あ~!
確かこういう生地ありますね!
ありますあります!
持ってみます?と言われまして(たぶん店長さん)、持たせて頂いたところ、軽い!重さがない。
振り袖用の長襦袢なのに、あまりにも軽すぎたことにも驚きました。
とてもMさんにお勧めはできませんので、全体にところどころボカシ染めになって可愛らしい雰囲気の長襦袢がありましたのでそちらに決まりました。
本当に国産染めはないのかしら?と疑問を持ちつつ・・・。
現状はどうなのでしょう・・・?
呉服店の対応:採寸1
採寸をされていたのはAさんで、Bさんは仕立て用の伝票に記入していました。
良くある光景ですよね。
Aさん、裄丈の採寸の時に「今の採寸は昔と違うんですよね~」と私の顔を見て仰いました。
「ん?」と私。
拝見していて、特に変わったところはありません。
説明をしてくださっておりましたが、20数年前より私はその採寸の仕方でお客様に採寸をさせて頂いておりましたわ。何がどう違うのか理解できませんでした(^^;)
▼こちらの商品ページには、採寸方法が書かれています

裄丈の次は、長襦袢丈。
私の見た限りでは、その採寸では長襦袢丈は長すぎでした。
そして、この採寸の仕方が、呉服店では多いのかしら?とドキッとしました。
振り袖の着付けの時、微妙に長襦袢丈の長いお客様が割と多くいらっしゃいます。
レンタル品ではなく、お誂えの振袖一式なのにどうしてなのでしょう?と着付をする立場としてはとても残念な気持ちになっておりました。
採寸方法ががよろしくないということは分かっておりましたが、目の当たりにしましてかなりショックでした。
「これではお誂えの方がお気の毒です!」という測り方です。
お仕立てをされる方は、指示通りの寸法にお仕立てをされます。
納品後、丈直しの為ふたたびお仕立てされる方の元へ・・・。
和裁士さんもお気の毒です。縫い直しだなんて・・・(涙)
採寸さえしっかりしていれば・・・。
お着物をよく着る方はご自分のちょうど良い長襦袢丈をご存知ですね。
身長からおおよそ30センチ引いた長さを基準にし、採寸をします。
透けない着物の時は、少し長襦袢丈が短い方が裾さばきも良く歩きやすいです。
私は計算上では120cmの長襦袢丈ですが、少し短めに118cmにしています。
夏物の時は透けますからあまり短くすることはできませんけれどね。
振り袖の中に着る長襦袢は、長すぎるよりは短い方が良いのです。
中途半端に長い場合には着付けで調整できますが、お誂えなのですからお召しの方にピッタリの寸法に仕上げるのが当然のことです。その為の採寸なのですから。
話しは戻りまして、
私の見た限りでは3センチ長かったです。
と、ここから、私は嫌われてしまうことになります(涙)
「長襦袢丈はもう少し短めにお願いできますか?」
と寸法を記入しているBさんに伝えましたところ、余計なことは口出しするな!のような表情と口調で「ちゃんとわかっていますから。こちらでちゃんとしますから!」と。
???
いえいえ!
ちゃんと採寸されていなかったから、伝えたんですけれど・・・。
そんな言い方しなくったって・・・。
心の狭い人だわ・・・!
そんなに邪魔ですか?(涙)
でも!わたしはMさん一家を守る使命があるんです!
譲れません!
と心の中でつぶやきました。
しかも、今回のお振袖のお買い物は、三姉妹のお孫さんが順番にお召しになるということを初めから分かっている呉服店。
長襦袢丈の採寸時点で、その3名の身長を聞くこともなく、当日いらしたお孫さんは高校生の次女さん。
それもわかっていて、他お2人の姉妹さんの身長から割り出すということもされていませんでした。
仕立て上がって不都合があってはMさんに申し訳ないですから、ここはキチンとMさん一家を守らなければなりません。
でもお店の方とけんかをするわけには参りません。
Mさんはその呉服店にとって大切なお得意様ですし、Mさんもその呉服店を贔屓にされていますのでその関係を壊せません。
出来るだけやんわりと、お店の方が不快にならないようにと(もう既に目いっぱい不快感を与えてしまっているようですが・・・)、気を遣いながら三姉妹の一番背の低い方に長襦袢丈を合わせるように流れを作り、一件落着!
三姉妹の身長の差はほぼ同じくらい。数センチの差でした。
店長さんはそのような考えをご存じなかった雰囲気で、私の言うことに「そうですね~!」という感じで・・・。
長めの方が調整がきくという考え方もありますが、背のお低い方がお召しの際、紐が1本余分に必要になったりもしますし、着付師によっては丈調整をせず、振袖の丈からチラッということもありますでしょう?
中途半端な長さの方がかえって面倒でしたり・・・。
私はBさんに思い切り嫌われました。
この日、私はちょっと可愛いお洋服でいきました。この日はその前の用事で着物を予定していました。
しかし着物ですと、店員さんに変に気を遣って頂くのも悪いですし、身構えられても・・・、また時として敵対心を抱かれることもありますので。
Mさんのお立場を第一に考えて、その日は洋服にしました。
お店にとって一緒についてくる「変に着物の知識のある人」という立場の方を嫌うでしょう?
確かに面倒な方もいらっしゃいますし、お店の気持ちもわかりますので、目立たないように・・・としたのですが、失敗だったかしらね。
あなたみたいな小娘に何が分かるのよ!と言わんばかり。
全然小娘ではないですけれどね・・・(汗)
私が呉服に携わっていた頃、嫌われそうな人(先程書きましたように知識のある方や細かい方)って、私は好きでした。
以外とそういう方に可愛がって頂いたりもしました。仰りたいことよく理解できましたし。
先程の様な失礼な感情を持つことはありません。
世の中には大人としての対応が出来る方の方が多いように思いますけれど・・・。
ご自分で購入するものですもの、満足いくように細かいこと言うのは当然であって、そのような細かい言に聞く耳を持たないのはいかがなものかと思ってしまいます。
こだわりって大事ですもの。
寸法はとても大事です。着やすさ、着にくさに繋がります。
大事な部分は人任せにはできません。
Mさん一家を守るためですもの、私は嫌われても良いんです。
私はその呉服店ではお買いものしませんから・・・(笑)
続きます・・・。
文字の小さくなっているところ、読みにくいかもです・・・(汗)
あえて小さくしております。ごめんなさいです。
私の中でモヤっとしている部分を、書いてスッキリさせるため・・・です。
失礼しております。
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