今日もよろしくお願いいたします


にほんブログ村
成人式のお着物姿、華やかで素敵な想い出となる記念写真をご覧になっていたら、「あれっ?」と疑問に思われたようです。
お着物姿で何となく表面生地が垂れている感じ、表と裏があっていない感じ・・・。
ご質問頂きましたお写真では表生地がたるんだ状態での着付けになっていました。
お仕立て上がりには、袋になっていないか(表と裏の兼ね合い)を検品で厳しくチェックして頂き納品になりますので、仕立て上がって届いた時点では美しい状態になっているはずです。
場合によってはこの時点でNGということも稀にあるかもです。
※お仕立ては信頼できる所へお願いしましょう。
長く仕舞っておくと、湿気や保管状態から表生地と裏生地の縮率が異なり、どちらか多く縮んでしまうと着姿に影響が出てしまいます。
縮率の低い方の生地がたるみ、写真を撮ると「あれっ?」となります。
着物の袋状態は、着付け時点で分かるはず
着付師の方のどのくらいの方がこの袋をご存じかは分かりませんが、ここでもね、「着物をよくお召しの方ならご存知のこと」となります。
ですから着付けの時点ですぐに分かります。
表と裏の馴染みの悪い着物でしたり、袋になって表生地がたるんでいたり、逆に裏生地がたるんでいたり・・・。
この袋状態は、仕立てでの問題点となるため着付けでは直せない!と思われるかもしれませんが、着付けでチョチョっと直すことが出来ます。
ですから着上がり時点で袋の問題は何もないのが当たり前となります。
誤魔化しテクニックではなく、美しい着姿にするための着付技術です(*^^*)
これをお写真の時点で、お客様が気付かれるというのはちょっと・・・、なんと言いますかとても残念なお着付けだったとしか言いようがありませんね(涙)
ここでもひと手間を加えるだけでなくなる生地のたるみ。
自分の着付けたお客様の着上がりに生地のたるみがありましたら、次回のお着付け時にはチェック&改善できる目を養われるとお客様にお喜び頂けます。
表と裏生地の兼ね合いが悪く生地のたるみがあることを伝えるか否か
晴れの日に何となく嫌~な言葉は耳に入れたくないもの。
伝え方にも神経を遣いますが、全てのお客様に伝えているわけではありません。
今後、頻繁にお召し予定のお着物なのか、今回限りのお着物なのか、またはレンタルなのか、ご友人様にお借りしたものなのか・・・。
どのような状況で、そのお着物をお召しになるかによっても違ってきます。
もちろん伝え方が絶対的に重要ですので、「教えてくれてありがとう。勉強になったわ♪」と思って頂けるようにしなければお客様に不快感を与えてしまいますものね。
せっかくの晴れの日ですものね(^_-)-☆
充分に神経を遣い、状況、直す方法、直さない時の対処方法、などお客様に必要な情報のみご提供します。
記念写真ですから、一番美しい状態の着姿にして差し上げたいですものね(^_-)-☆
袋状態の着物はよくあること
着付けに伺うと、このような状態になっている着物はわりとよく目にします。
今回お問い合わせ頂いたお着物はお母様がお召しになられたもので、表と裏が大分あっていないため着姿に影響するたるみ分も多くありました。
気になるほどではないけれど微妙に袋になっているお着物は良く目にします。
喪服でも多いです。
無地の着物は特に目立ちやすいですから、着付け時点でこの確認は必須ですね。
裾線のチェック時点で絶対に気付く生地のたるみ。
もし今まで気にしたことの無い方は、裾合わせの時点で必ずチェックするようにしますと、今まで以上に美しい着姿でのお着付が出来るようになります。
これは帯結びで、帯の柄により一番良い部分を出しながら仕上げていく配慮と同じことですね。
お客様がお喜びくださることが、着付師にとって一番嬉しいですから、出来ることを精一杯して差し上げたいですね♪
ご好評頂いております着付師さん向けテキスト
着物の着付け
着付師【1】腰紐のかけ方
着付師【2】胸紐のかけ方
着付師【3】おはしょりの整え方
【set】着付師テキストセット【1】【2】【3】【プレゼント2冊】
帯結び
着付師【帯結び(1)】帯の巻き方・結び方・台座の固定方法(動画解説)
着付師【帯結び(2)】美しい羽根の作り方(動画解説)
帯まわり
着付師■帯枕のつけ方&帯締めのかけ方 (動画解説)
着付師■枕のガーゼ&三重紐の整え方(動画解説)
着付師【帯揚げ1】本結びを美しく整えるテクニック(テキスト&動画解説)
着付師【帯揚げ2】絞りの帯揚げ3種:美しく整えるテクニック(動画解説)
【set】着付師テキストセット【帯揚げの整え方】特典つき(テキスト・動画解説)
ブログランキングに参加しております
お時間がございましたら、1クリックをよろしくお願い致します。
皆様に温かく支えて頂きまして、心より感謝しております。
本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。


着物着付けランキング