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「袖付け・身八ツ口について考える」の続き♪

昨日の続きです(^_-)-☆

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実は昨日の講座で、身八ツ口のことについてご質問を頂きましてお答えした内容でしたので、こちらにも書かせて頂きました(*^^*)

と、今朝になって、もう一つ付け加えてお伝えすればよかったわ・・・と思いましたので、「続き」としました♪


袖付けは21センチと23センチ


昨日書きましたように、身八ツ口の処理のひと手間で着心地動きがよくなり、見た目にも窮屈感を与えることの無い仕上がりになります。

振袖と、振袖以外の着物では、袖付け寸法が異なりますね。

●振袖21センチ

●留袖・訪問着など振袖以外の着物23センチ

が一般的な寸法です。


振袖の袖付け寸法が一般の着物に比べ短くなっているのは帯結びに関係しています。
振袖の帯結びは帯を高めに巻きますね。
結び上がりの位置も高くなっています。

袖付けが一般の着物と同じ23センチですと脇が窮屈になってしまうから短めになっているわけです。
フムフム。

寸法指定のお仕立てになりますと、自分に合わせた袖付けでお仕立てして頂けます♪


着物に合わせた高さで帯を巻くことの意味


訪問や小紋で、帯結びを高めにしてしまったら・・・。
当然、袖付けには無理がかかってしまいますので、窮屈感いっぱいの仕上がりになります。

訪問着をお召しということは、未婚の方でも振袖ではちょっと恥ずかしいわね・・・という年齢の方。または既婚者です。
帯結びは年齢が増すにつれ、帯位置を少しずつ下げて行きますね。

振袖が一番帯位置が高いのです。
訪問着は振袖のように高い位置で結ぶことはありませんので23センチの袖付け寸法。

帯を巻く時、振袖の帯結びに慣れ過ぎているとこの部分を忘れてしまい、訪問着のご依頼でも振袖と同じように帯を高めに巻いてしまう悲劇が起こってしまいます。

帯を巻く時、お客様の袖付けに目が行くと、そこへ無理がかかっているかを確認することが出来ます。


お背の高い方と低い方では、窮屈感が違ってきますね。
特に注意しなくてはいけないのは、私のように身長の低い方のお着付けですね。


中には、若い時に作った着物では袖付けを21センチお仕立てされている着物もあります。
ご家族の方が着物や寸法にお詳しいご家庭では「小紋でも、まだ若いんだから袖付けは21センチで」と。

そのまま齢を重ね私くらいの年齢になって袖付け21センチの着物を着た場合、脇が開き過ぎということで美しさにかけてしまう場合もあります。

お背の高い方もそう感じることは多いかもしれないですね。

お仕立て直しで袖付け寸法を21センチ⇒23センチに直して頂くことが出来ますので、もしそのようなお着物をお持ちでしたらお直しすることで脇がスッキリと、美しい着上がりになります。


振袖で帯を低めに巻いてしまうと、同じように脇が開き過ぎてだらしなく見えてしまいます。

帯を高めに巻いて脇が窮屈感いっぱいの状態は、見ていて気の毒に感じてしまいますので、着付けの仕上げのひと手間、大切なひと手間を忘れないようにしたいですね。



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カテゴリ: 着付け技術