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袖付け・身八ツ口について考える

今日は講座。一日、ビシバシと愛のムチいっぱいの講座となりました♪

今日もよろしくお願いいたします

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あっという間の一日。
いつもそうなんですよね・・・。
講座の日は、なぜか時計が速く回っています、不思議・・・。


今日の技術をご自分の技術と合わせながら、ご参加者それぞれの「ワタシ流」を作って行って頂きたいと思います。
お疲れ様でした(*^^*)



身八ツ口処理の大切さ


着付けの時には余り分はすべて綺麗に整え、下げる流れとなりますね。
この状態での写真撮影なら、美しいですね。
脇のもたつきも、タポタポした状態もありませんものね。

ただ、この状態は、腕を上げる時非常に上げにくいですね。

着物を着ている時は腕なんて上げないから良いのよ!

というお考えもあると思いますが、いえいえ、活動的でなくなってしまうお召し物が着物というわけではないです。

お着物姿で腕を高く上げることは腕を見せてしまいますので美しくはありません。
しかし動きにくいのはよろしくないですね。

着物を着ていても動きやすい方が良いですよね(^_-)-☆


そんなことはない!と思われますか?


仕上げのひと手間


七五三のお母様のお着付けの場合、特に気を付けている身八ツ口の処理。
仕上げにひと手間加えることで、腕を動かしやすくします。

その加減は難しいのですが、ひと手間かけることは非常に大切です。

お子様は元気いっぱい(*^^*)
七五三衣装に慣れないうちは大人しいものですが、慣れてくるころにはいつもの元気一杯な子供たちに。

そうなると大変!

危険な場面では、とっさにお母様の手が!
可愛い我が子を守るためにサッと出した手で支えることはよくある光景ですね。

お着物の時でも同じ。
とっさに手を出したその瞬間に、袖つけがビリリッ!

(涙)

これは、着付けの時点で、仕上げのひと手間がなかったために起こる悲劇ですね。

留袖や喪服でも大切なひと手間となります。
振袖をお召しのお嬢様はそれほど必要ないかもしれませんが、ゆとり分としてある程度は必要ですね。窮屈そうでは見た目が良くありませんものね。


写真撮影だけの時でもゆとり分は必要


写真撮影だけの時でも、窮屈そうな仕上がりはやはり見た感じもよろしくありませんので、そこそこの着姿に仕上げたいと思います。

着付け上がりのお写真、なんとなく袖つけ部分が引きつった感じ、窮屈そうな仕上がりになっている時には、ゆとり分を与えるひと手間を加えて差し上げましょう。


*動きやすくなるように

*見た目にも窮屈感が無くなるうに



またこのひと手間を加えることで、振りから見える長襦袢と着物の袖丈の調整も可能となります。
振りは、後姿ではよく目につくところです。

仕上げにも確認、ひと手間を加える際に、更に確認することで、袖丈があっていない時、裄丈があっていない時でも見た目に美しく仕上げることが出来ますね。



着付師の配慮でもあります


お客様のお持ちのものをそのまま着付け上げるのではなく、不都合があってもその不都合を感じることの無い仕上げにすることも着付師として大切なお役目だと思います♪



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カテゴリ: 着付け技術